工場実習って辛いって聞くけど、ほんとなのかな?
製造ラインで働く以外にやることあるんだろうか。
この記事ではこのような疑問に答えていきます。
皆さんはこれからメーカーの新入社員として工場実習でどんな仕事をすることになるんだろう、、
と不安に感じたことはありませんか?
この記事では工場実習の仕事内容やどんな一日を送るのかについて紹介していきます。
最後まで記事を読むことで、工場実習にネガティブな印象があってもスムーズに実習に入れるような内容をお伝えできると思います!
ではさっそく紹介していきます💡
工場実習とは?
今回紹介する工場実習はとある電機関連メーカーで私が体験した内容をもとにしてまとめています。
新入社員研修での工場実習では文系・理系の出身問わず、全職種の新入社員がやることになっていました。
どんな工場で実習を行うかは、次のような後の配属先に関連した場所から選ばれていたみたい。
- 配属になる職場が工場と隣接している場合
- 配属になる職場がその工場から近い場合
私が経験した工場実習の期間は1ヵ月間でした。
他業界や会社によっても期間は変わるでしょうが、1ヵ月は割と短い方かと。
また実習後の配属が工場関連の人は実習期間が長くなる場合があるかもです。
実習内容
1ヵ月間の工場実習では、大きく3つの研修がありました。
- 導入研修
- 製造ラインでの実習
- 成果報告会
それぞれ詳しく見ていきます👇
導入研修
導入研修でやったことは次の2点です。
- 工場見学
- 安全教育
工場見学
はじめに導入研修の一環として工場を見学しました。
製造の上流から下流への流れを見ることで、多くの人が関わって1つの製品が作られているのがよくわかります。
たぶん見学途中で下記のように難しそうな業務に絶望するかもです。
- 「こんなに難しそうな仕事無理、、」
- 「こんなにごつい工具を扱えないよ、、」
でもそのような仕事はたいてい熟練の人や、特定の試験を合格した人しかできない仕事もあります。
ですので数ヶ月の実習を行うあなたは、高いスキルを要する仕事はないので安心してOKです!
それならちょっとは安心できそうかも
安全教育
安全教育ではまずは安全第一!ということを教わります。
理由はケガは誰もが得をしないことだからです。
具体的には次の通り。
- ケガした本人…痛い。一生付き合っていく可能性も0じゃない
- 会社…
- 将来貢献してくれる社員のパフォーマンスが下がってしまう
- 労働災害(労災)後は再発防止のための取り組みが必須
これらのことから、安全講習では製品よりも自分のことを守ろう!ということを第一に教わります。
多少のお金はかかるけど、製品は取り換えが効きますからね。
帰るまでが遠足と一緒で、安全に実習を終わるまでが工場実習ってことだね🌟
製造ラインでの実習
製造ラインでの実習では、部品取り付けなどの仕事をそれぞれ与えられます。
導入研修が終わっただけで、もうメインディッシュの実習スタート⁈
心配しなくても、きちんと仕事内容を覚えるための引継ぎ作業の時間があります。
引継ぎ作業
まずはじめの1日程度、前任の人に作業内容や作業を効率よく行うコツなどを教えてもらう引継ぎ作業があります。
1日で仕事内容をきちんと覚えられるかな、、
1日あれば十分なほどの作業内容でしたし、製造ラインでも周りの人がサポートしあっているので過度に心配しなくてもOK!
製造ラインではミスなく同じ業務を繰り返すことが大事なので、作業自体は自然と慣れていきます。
この間に作業のコツをすべて教えてもらう意気込みでいると、作業スピードも速まります。
製造ラインで扱う製品
製造ラインで扱う製品は、皆さんの配属先と何かしら関係していると思います。
それはもちろん、工場実習で実際にモノを触った経験をうまく配属後に活かすためです。
これはメーカーが製品を介してお客様に価値を提供していくので、どの職種でも製品を知っておくことが大事だからですね。
製品の構造を見れるような業務につけたら、周りの同期よりも詳しくなれるかもです。
製造ラインでどの作業担当になるか
同じ製品を担当していても、次のように人によって作業内容が変わります。
- 部品の取り付け作業
- 梱包作業
- 付属品を詰める作業
私の携わった製品の場合、力がありそうな人かをぱっと見で判断する程度で、作業担当はランダムに決まっていました。
おそらく担当者によって品質に差がないような作業を用意してくれていたんだと思います。
そう考えると、工場実習のために特別なスキルを磨く必要はない特にないです。
強いて言うなら、立ち仕事が多いので体調を万全にしておくくらいの準備で良いかと。
どうしても仕事内容が難しい時は、製造ラインのリーダーに相談してみましょう。
成果発表会
工場実習のはじめに案内があると思いますが、最後に実習の成果報告として発表がありました。
私の場合、同じ製造ラインの数人がグループとなって発表を行う形式です。
報告内容はこんな感じでした。
- 実習で学んだこと
- 工場の改善提案
- 実習の経験を今後の配属にどう活かすか
報告内容まで詳しく案内されなかった場合は、これらの内容を参考にして作ってみるといいかもです。
工場実習のとある1日の流れ
始業前
8時過ぎの始業に合わせて家もしくは社員寮を出発。
工場の操業時間は9時よりも前に始まる場所が多いので、朝型に変えた方が寝坊対策にオススメです。
また始業前にはラジオ体操やその日の目標生産数の確認などを行う朝会があります。
ラジオ体操をやるのっていつぶりだろう?
始業~終業
担当していた仕事が途中で変わることはほとんどなく、同じ作業を日々やっていました。
おそらく1ヵ月という短い実習期間だったのも関係していそう。
午前と午後の業務の合間に、工場全体で5分程度の休憩時間が2回ずつありました。
ほとんどの実習生が午前の2回目の休憩時にはすでに足がパンパンになっていて、毎回足をストレッチして水分を補給していたのは良い思い出、、(笑)
残業があるとき
労働基準法で決まっているため、15分間の休憩を定時後にとります。
残業は全員が残れるわけではなく、残業できなかった人の仕事を臨時の人が担当していました。
私も用事があった時はリーダーに相談して、残業を回避していました。
私が行った実習中は月に5回ほど残業がありましたが、その時間は全て2時間でした。
臨時の人が慣れてなくて大変そうだなと横目に見ながらの作業だったので、意外にも体感時間は短かったです。
もしかしたら少数派な感じ方かもね、、
もちろん残業は足の疲労がたまって翌日もつらかったです。
休憩中に食べられる軽食を事前に用意しておくと、少ない休憩時間も有意義に過ごせてオススメです!
ミックスナッツは少量で小腹を満たしてくれるし、シェアしやすいので同期と仲良くなるきっかけによかったです!
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残業がなければ、総合職で働く人たちよりも早く帰ることができます。
早く働き始めている分、まあ当然なんですけどね、、(笑)
体の疲れはありますが、数少ない工場実習の嬉しい瞬間の一つでした。
まとめ
この記事では「工場実習の内容」を1日の流れに沿って解説してきました。
- 導入研修…製造ラインでの実習に向けて、工場見学や安全教育を行う
- 製造ラインでの実習…部品の取り付け作業・梱包作業・付属品を詰める作業などを行う
- 成果報告会…工場の改善提案や工場実習を配属後にどのように活かすかについてまとめて報告
工場実習の内容や流れはわかったけど、もっと実習の内容を知っておきたいんだけど、、
そんな方は以下の記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
工場実習は辛い場面が多いかと思いますが、体に気を付けて頑張ってください!
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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